【Kernel の更新】
 「サスペンドに入ると表示が復帰しなくなる」「画面を回転すると表示が復帰しなくなる」は、Kernel 4.8系に入ってる i915ドライバの不具合のようです。
 なので、Kernel 4.9.13 に更新します。
 現時点で Kernel 4.10 が存在しますが、4.10.rc8 と 4.10 を試したところ、WiFi を認識しなくなる不具合があったので、4.9 をおすすめします。
 
 下記から、コンパイル済みKernelのアーカイブ(amd64 の header-all, header-generic, image-generic)をダウンロードしてきます。
 [外部サイト] Index of /~kernel-ppa/mainline
 
 私が使ったのは下記です。
 linux-headers-4.9.13-040913_4.9.13-040913.201702260631_all.deb
 linux-headers-4.9.13-040913-generic_4.9.13-040913.201702260631_amd64.deb
 linux-image-4.9.13-040913-generic_4.9.13-040913.201702260631_amd64.deb
 
 これらを先ほど GPDWIN.tar.gz を解凍したディレクトリに置いた状態で、下記のコマンドを実行します。
 
   
$ gpdwin_setup002_kernel_update.sh
 ※この処理には時間がかかりますが、サスペンドに入らないように時折右アナログスティックに触ってください。
  サスペンドに入ると、表示が消えてそのまま表示が復帰できなくなります。
 
 ここまで終わった時点で、一旦再起動します。
 再起動後は、「サスペンドに入ると表示が復帰しなくなる」「画面を回転すると表示が復帰しなくなる」という問題が解消しているはずです。
 
【画面の回転】
 右上のアイコンから、システム設定を起動して、[ディスプレイ] をクリック。
 [回転(O)] のところを [時計回り] にして適用してください。
 ここでようやく、正常な位置表示になります。

【LightDMの画面の回転】
 上の設定では、ログインしたユーザーの画面しか回転しません。
 ログイン画面(LightDM)は、縦長画面のままです。
 
 回転設定したユーザーで、下記のコマンドを実行することで、ログイン画面も回転した状態にします。
 
   
$ sudo cp ~/.config/monitors.xml /var/lib/lightdm/.config/
 再起動して、ログイン画面も回転していれば成功です。
 
【キーボードの修正】
 右上のキーボードのアイコン(WiFi の左隣りに キーボードのようなマークに jp と書かれたアイコン)から「現在の入力メソッドの設定」をクリックして、
 「入力メソッドの設定」ダイアログを表示してください。
 左下の [+]ボタンをクリックして、入力メソッドに [キーボード: 英語(US)] を追加してください。
 (大量に出てくるので、eng と入力すれば絞りこまれます)
 
 「入力メソッドの設定」ダイアログで、[キーボード: 日本語]を選択した状態で、[−]ボタンをクリックして、日本語キーボードを削除してください。
 [キーボード: 英語(US)] を選択した状態で [^]ボタンをクリックして、一番上に移動します。
 
 さらに、[mozc]を選択した状態で、スパナと歯車のアイコンのボタンをクリックします。
 mozc のキーボードレイアウトを、[英語キーボード] にしてください。
 
 [全体の設定]タブをクリックして、入力メソッドのオンオフのところで[zanhan]になっているところをクリックして、[Alt]+[`] あたりに変更してください。
 
 これで、英語キーボードの刻印と一致した入力に変化します。
 日本語入力の切り替えは、[ctrl]+[space] か [alt]+[`] でできるようになっています。

 
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更新日: 2017年3月05日
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